「価値ある人生のために」でご紹介した雑誌worthwhileの最新号に、20代後半から40代前半に当たる世代「ジェネレーションX」(1961−81年生まれ)に人気の「米国内で住みたいかっこいい都市ベスト15」という市場調査(2002年実施)を手掛けたコンサルティング会社社長のコラムが載っていた。ちなみに1位はサンフランシスコで、我らがニューヨークは下から数えたほうが早い11位。順位もさることながら、ランク付けの根拠とした項目がなかなか興味深い。

 調査は、X世代の割合が全国平均並みかそれを上回る全米221都市を対象に、X世代から募った「かっこいい都市の条件」43項目に基づき各都市を評価し、順位付けしたもの。大気・水の汚染度や犯罪率、生活コスト、平均寿命、失業率あたりは、日本でも見かけた「住みたい都市ベスト?」にもあったような項目だが、これらに混じって「ごみのリサイクル率」「ファーマーズマーケットや自然食品店、ベジタリアンレストランの数」「野菜と果物の消費量」「晴れの日の数」「公園や美術館、博物館の数」「バーやナイトクラブの数」「アーティストや俳優、ライターの数」「人種の多様性」といった項目があった。X世代が、仕事上の成功や収入の多寡よりも、人生を楽しむこと、そしてそのために必要な環境・社会インフラに関心を寄せ始めている証のように読み取れる。有力企業の初任給ではダントツでトップのニューヨークが、サンフランシスコやボストン、シアトルなどにリードを許したのも何となく頷ける。
 
 記事によると、テキサス州オースティンやウィスコンシン州マディソンなどで、このところX世代の流入が特に増えているそうだ。先に挙げた項目を重視する価値観の近い人々が同じ地域で共に住むようになれば−。さて、日本のX世代が住みたいかっこいい都市ってどこになるのだろうか。

Hot jobs-Cool communities

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